蝶々事件ラブソディック 神藤 理智 ネタバレあり感想
はい、ということで。
ついに蝶々事件、最後の5人目です。
他4人を攻略しているとき、たまに出てきて助け船を出してくれる優しいお兄さんポジションでしたよね。
ですがそんな優しいお兄さん、問題児でした。
蝶々事件のラスボスです。
そんな理智の一番の魅力は
ところどころに垣間見えるえれなへの恋心
だと思います。
*共通ルート
理智ルートへは始めからにすると入ることができるのですが、もうその時点で別枠ですよね。
今までの共通ルートを繰り返すため既読スキップをしたいところですが、理智ルートは初めてなのでさせてもらえません・・・
ただ、同じ内容ではありすが所々にキャラの心情などが追加されているためうかうかスキップもできません。
また、章の始まりはだいたい理智の昔の記憶をたどっていくため特に重要です。
最初、理智は実はサイコパス的なキャラなのでは・・・と思っていたのですが、読み進めていくと感じるのは感情が欠落しているからこそ相手の求めている言葉を与えてしまう人、という印象にかわりました。
まさか、こんなにも優しい笑顔が意識して作った顔だなんて・・・
相手を不快にさせないように、という気持ちが行き過ぎてしまったんだろうなぁ。
所々 え?? と思うような発言や行動が出てきます。
普通なら 天然だなぁ という印象になると思うのですが理智は違います。
それが素であり抜けているのではなく本当にそう思ってるんです。
それを自ら自覚していることから自分を人ではないと揶揄してしまいます。
私としては、感情がないことは確かに問題ですが相手の顔をパターン化してどう対応するかを瞬時に判断する能力って凄すぎるんじゃないだろうか?と思いました。
冷静にすごいですよね?
私もその能力ほしいです。
イ織と周防と協力してえれなのための国を作る
この動機から非徒をさらに作り出そうとします。
えれなのためだと本当に思っているのでしょうね。
ですがその気持ちが空回りしすぎて・・・
すべてはえれなのためにやっていることですが、えれなからしてみれば嫌ですよね・・・
しかも、まさか昔あっていたなんて・・・
全部しっているにも関わらず知らないふりって、罪が深すぎる(´;ω;`)ウゥゥ
追体験をさせるためにしても、結構残酷ですよね・・・。
また、理智が周防に声をかけなければ両親は殺されなかったかもしれない、というのを忘れてはいけないなと思いました。
個人的にえれなが脱走しようとして理智に捕まるスチル、めちゃめちゃ好きです。
脱出ものの乙女ゲームがあるならぜひやりたいです笑
ルート分岐は理智を説得できるか否かできまります。
*ハッピーエンド
無事に説得できます^^
あなたが死ぬなら私も死にます
この言葉を言えるえれなって本当に強いですよね。
理智を愛していて、どうしても生きてほしいからこそ言えるんだろうなぁ。
えれながこれから理智を愛することで理智も愛情を受け取って少しずつ心を取り戻していけるのではないでしょうか。
母は病弱で、父は戦争で、小さいころに愛情を受け取らなかったことこそが最大の原因だったとは・・・
これ、理智に限らずリアルの世界でもこういう人がいるのではないかなと思いました。
人には愛情がなくてはならないものなのだと再確認しました。
*バッドエンド
説得できませんでした。
というよりも、洗脳?されます。
記憶をなくされたのち、一から出会いなおすエンド。
このエンド、めちゃめちゃ怖いです・・・
えれなのためを思っての行動なのは分かりますが、記憶を消したのち知らないふりをして会って、しかもイエーヴァの教師になっているという・・・
さらに近くの立場になってますよね。
こんな風にやり直して、いったいどうする気持ちなんでしょうか。
何をしたいのかいまいちよくわからないところが怖さを倍増させているように感じました。
相手の求めている言葉をかけてしまう理智だからこそ起きてしまった事件ですよね。
偶然が重なって起きたことでもありますが、周防さんは好きになれませんでした。
最後はいいキャラになるのかとも思ったのですがそんなことはなく、私としては元凶は理智だったとしても悪いのは周防なのではと思わずにはいられません。
もし続編があるならば理智はえれなからたくさんの愛情を受け取ってほしいです。
そして理智もえれなをたくさん愛してほしいです。
以上が感想になります。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!